Javaでできることを具体例を交えて紹介

Javaは非常にポピュラーなプログラミング言語です。支持されている理由については、コンピューター環境が変わったとしても同じように動作できるからです。また、処理速度も速いので、効率的なシステム開発も可能となります。さらに、汎用性が高くWebサイトやWebアプリ、ソフトウェア、スマホアプリ、ゲームなどが開発できます。

具体的にどんなことができるのか見ていくと、まずはIoTシステムの開発が挙げられます。IoTというとPythonを連想する人もいるかもしれません。しかし、セキュリティに優れているJavaをIoTで活用している事例も多いです。例えば、Oracle社ではIoTの分野ではJavaを使用するように推奨しています。Oracle社の開発した走行距離や心拍数を記録できるランニングシューズは、Javaによって作られています。

ゲーム開発もJavaでできることの一つです。代表的な事例として、Minecraftが挙げられます。JavaはGUIを作成することができるため、ユーザーが何か入力した場合にプログラムが応答します。しかし、3Dゲームのような高いデザイン性のゲームを作成するのは難しいです。

JavaはWebアプリを作成できますが、中でも有名なのはEvernoteです。クラウドサービスの一つで、実に世界中で2億人以上が利用しています。EvernoteはAPIを公開しており、複数の言語に対応できるのが特徴の一つでその中にJavaが用意されています。

様々な仕事があるJavaエンジニア

Javaはいろいろなシステムを開発することができます。例えば、仕事の中で書類を決裁したり情報共有したりするワークフローシステムや商品の在庫管理をするシステムなど、身近にあるいろいろな場面で活用されています。

Javaエンジニアはプログラミングだけでなく、実際の動作確認や他のプログラムとの結合テストを実施するなど仕事のプロセスが様々です。この作業を効率的に行うためにはIDEというシステムの活用がポイントになります。これ1つで完成までの作業を実施することができます。従来は使用するシステムを分けることで互換性が失われたり、ファイルの所在を整理する手間がかかっていましたが、これらの煩雑さの解消が実現するのです。

またJavaはPCやスマホなど様々なプラットフォームに対応できるため、1つの作成されたプログラムが利益の向上につながります。プラットフォームが変わってもプログラムの構想はほぼ同じなので、修正やアップデートも容易にできる特徴があるのです。

注意しなければならない点は、仕様書通りにシステムを商品として仕上げなければならないことです。不明な点は確認することが重要です。独断で進めてしまうと、顧客の思い通りにならないものに仕上がってしまい、作業の出戻りや利益の損失につながります。このことはチームで作業をしている場合でも同様のことが言えます。個々で作ったプログラムをいざ結合しようとしたときにうまくいかない場合もあるため、互いの進捗確認をしっかり行うようにしましょう。